剣道の試合の応援に行くとき、親は何を持っていけばいいのか。
子どもの持ち物は、道場や先生が教えてくれます。でも、親の荷物のことは誰も教えてくれません。
わたしも最初は、ほぼ手ぶらで行って困りました。
この記事では、剣道未経験の母が何度も会場に通ってたどり着いた「親の持ち物」を、夏と冬に分けてまとめます。買ってよかったものも、失敗した買い物も、正直に書きますね。
持ち物より先に|まず「会場」を調べてください
いちばん最初にお伝えしたいのは、持ち物ではなく下調べのことです。
剣道の大会は、会場によって環境がまったく違います。
大きな武道館もあれば、地区の体育館を借りて行う地区大会や錬成会もあります。そして——
地区の体育館だと、観覧席が無いことがあります。
観覧席がない会場では、保護者は床に座るか、立ったまま応援することになります。これを知らずに行くと、一日中つらい思いをします。
なのでわたしは毎回、会場の名前で検索して、どんな建物なのかを確認してから出かけます。写真が出てくることも多いので、「観覧席がありそうか」「床はどんな感じか」だけでも見ておくと安心です。
そして会場では、コンパクトなスツール(超軽量の折りたたみイス)を持ってきている方を見かけます。あれを見たときは「なるほど!」と思いました。わたしはまだ持っていないのですが、観覧席のない会場が続くようなら買おうかなと思っています。
夏の持ち物|エアコンのない体育館は、本当にサウナです
夏の会場は、覚悟が必要です。
エアコンがついていない会場が、まだあるんです。この酷暑の中で冷房なし。もうサウナ状態です。
そして油断できないのが、エアコンがある会場。試合場だけが涼しくて、観覧席はものすごく暑い、というところもあります。
夏に持っていくものは、こちらです。
- 飲み物(多めに。一部は凍らせて)
- 保冷ボックス
- 保冷剤
- 扇子
- ハンディファン
- 冷感ボディシート
- ネッククーラー
飲み物は「多すぎるかな」くらいで
ひとつ、経験からの注意です。
暑い会場ほど、自販機がすぐに空になります。
現地で買えばいいと思っていると、売り切れています。だから飲み物は多めに。そして一部は凍らせて持っていきます。溶けながら冷たいまま飲めますし、保冷剤の代わりにもなります。
団扇より、扇子
意外かもしれませんが、団扇より扇子のほうが便利でした。
理由はコンパクトだから。荷物が多い日に、あのかさばらなさは本当に助かります。
冬の持ち物|スリッパを忘れると、1日凍えます
冬は冬で、別の厳しさがあります。
- ホッカイロ
- スリッパ
- ひざ掛け
- 温かい飲み物
- 湯たんぽ
このなかで、いちばん大事なのがスリッパです。
土足禁止の会場でスリッパを忘れると、一日中、靴下のまま冷たい床の上にいることになります。本当に凍えます。
体育館の床の冷たさは、経験しないとわからないと思います。足元から、じわじわ来ます。
お昼ごはん問題|勝ち上がるほど、食べる時間がなくなる
夏は、麺類を保冷ボックスで
夏はまず、子どもの食欲が落ちます。そして食中毒も心配です。
なのでわが家は、麺類を保冷ボックスに入れて持っていくことが多いです。冷たくてつるっと入るので、食欲がない日でも食べてくれます。
ゼリー飲料は、季節を問わず必ず
そしてこれは、夏でも冬でも必ず持っていきます。ゼリー系のエネルギー補給飲料です。
理由は、うれしい理由なんですけどね。
勝ち上がれば勝ち上がるほど、昼食をとる時間が無くなるんです。
次の試合が近い。でも何か入れておかないと力が出ない。そんなときに、片手でさっと飲めるゼリーが役に立ちます。
冬は、飲み物の温度を使い分け
冬は、お弁当が冷たくなってしまうのが、なんだかかわいそうで。
なので飲み物で調整しています。試合前は少し温かい飲み物、試合が始まったら常温の飲み物。体を冷やさず、でも動くときに重くならないように。
モバイルバッテリー|忘れると、本当に詰みます
夏でも冬でも、季節に関係なく絶対に忘れてはいけないものがあります。
モバイルバッテリーです。
理由は単純で、動画を撮るとスマホの電池があっという間に減るから。
そして——ここでもまた、勝ち上がると大変になります。
勝ち進めば進むほど試合の数が増えて、撮る時間もどんどん長くなります。気づいたら残り数パーセント、なんてことも。
一番いい場面で電池が切れる。想像するだけでつらいですよね。
しかも電池がなくなると、困るのは撮影だけではありません。
- 組み合わせや会場の連絡が来ても見られない
- 待ち合わせや、お迎えの連絡ができない
- トーナメント表の写真も撮れない
朝から夕方までの大会で、スマホが使えなくなるのは本当に困ります。
わが家ではモバイルバッテリーは「持っていくもの」ではなく、かあさんの観戦用バッグに「入れっぱなしにしておくもの」です。前の晩に充電しておくところまでがセット。
そしてもうひとつ。ケーブルも一緒に入れておいてくださいね。バッテリーだけあっても、つなぐものがないと使えません(これ、やりました)。
買ってよかったNo.1|双眼鏡
親の持ち物でいちばん満足度が高かったものを聞かれたら、迷わずこれです。
双眼鏡です。
なぜ必要になったか
買ったのは、少し大きな大会に出られるようになってからでした。
大きな会場は、試合場がたくさんあります。そうなると——
- 観覧席から、わが子を探すのが大変
- 今、何試合目なのかわからない
- どことどこのチームが試合しているのかもわからない
この「わからない」が、想像以上にストレスなんです。せっかく応援に来たのに、状況がつかめない。
選んだのは「コンサート用」でした
困ったのが、何を買えばいいのかということ。
周りに使っている人がいなかったので、完全に手探りでした。ネットで探して、最終的に選んだのは「コンサート用」と書かれていた双眼鏡です。倍率は12倍にしました。
今思うと、これが正解でした。
剣道用の双眼鏡なんて、売っていないんです。でもコンサートと剣道の試合は、条件がよく似ています。
- 屋内である
- 遠くにいる人を探す
- 動きがある
だから「コンサート用」がちょうど合うんですね。
12倍はちょっと重いです。でもそれを補って余りあるくらい、買ってよかったと思っています。
失敗した買い物|くねくね三脚
正直に、失敗したものも書きますね。
脚がぐにゃぐにゃ曲がる、いわゆる「くねくね三脚」です。スマホを載せて、手すりや柵に巻きつけて固定できるタイプ。コンパクトだし、これがあれば撮影がラクになると思って買いました。
そもそも、巻きつける手すりが無い
いちばんの誤算はこれでした。
観覧する場所に手すりがある会場のほうが、少なかったんです。手すりがなければ、巻きつけようがありません。
高さが足りなかった
そしてもうひとつ。くねくね三脚はミニサイズなので、そもそも背が低いんです。
わたし自身も背が小さいので、観客席に置いて撮ろうとすると、まったく高さが足りませんでした。
結局、手で持ち上げて撮影することに。それでは三脚を持ってきた意味がありません。
だから「伸ばせる三脚」がいい
念のため書いておくと、くねくね三脚が悪い商品というわけではありません。机の上で撮るときや、自撮りには便利です。ただ、剣道の観覧席には合わなかった、というだけの話です。
この失敗から学んだのは、高さを出せる三脚を選ぶべきだった、ということ。
そしてもうひとつ、大事な理由があります。
剣道の応援は、拍手だけなんです。
声を出して応援する競技ではありません。だからこそ、手が塞がらないことの価値がとても高い。
カメラを手で持っていると、拍手ができません。腕も疲れますし、映像もブレます。
三脚に載せておけば、両手が自由になります。わが子が一本取ったとき、しっかり拍手してあげられます。
これから買う方は、「高さを出せるか」と「手が自由になるか」を基準に選んでみてください。
まとめ|親も、けっこう戦っています
最後に、ぎゅっとまとめておきますね。
- 持ち物より先に、会場を調べる(観覧席がないこともある)
- 夏は保冷ボックスと、多めの飲み物。自販機は空になる
- 冬はスリッパを絶対に忘れない
- ゼリー飲料は、季節を問わず必ず
- モバイルバッテリーとケーブルは入れっぱなしに(撮るほど電池が減る)
- 双眼鏡は「コンサート用」でいい
- 三脚は、高さを出せるものを
剣道の試合は、朝から夕方まで丸一日かかることも珍しくありません。
子どもは試合場で戦っていますが、親は親で、暑さや寒さと戦っています(笑)
でも準備が整っていると、その一日をちゃんと楽しめます。そして何より、わが子の試合を、いい状態で見てあげられます。
はじめての試合に行かれる方の、参考になればうれしいです。
なお、この記事は「親の持ち物」に絞って書きました。
子どもの持ち物もふくめた基本のチェックリストは、別の記事にまとめています。「まず何を持っていけばいいか、ひと通り知りたい」という方は、こちらもあわせてどうぞ。


コメント